高井美紀アナ（MBS毎日放送）【動画】「住人十色」 2/4

父親が商社マンだった為、幼少期は海外で生活をしていました。幼稚園の頃はポルトガルに、小学4年から6年までをオランダで過ごしました。その後、帰国し、中学からは国内の学校で学びました。

大学時代はアナウンサーの仕事にあまり興味がなかったようです。しかし転機は大学4年生の時に訪れました。友人の紹介で参加した放送局のセミナー。それがMBS毎日放送のアナウンサー採用試験でした。試験ではニュース読みや、クイズ番組の司会者と回答者役を務めたといいます。高井アナの話。『採用する側は、失敗の数をチェックしているのではなく、失敗をしたときその人が次にどのように挽回するかを見てるのです。当時の採用担当の上司に聞くと、私はひとり緊張感なく、のんびりとこの試験を楽しんでるように見えたそうです』。

1990年、MBS毎日放送に入社。

23歳の高井アナ

(15年3月1日)

1995年、神戸の自宅で就寝中、阪神大震災に遭遇。二階建て住居の一階部分は全壊しましたが、発生当時二階の部屋にいた高井夫妻は難を逃れました。震災直後から当事者としてまたアナウンサーとしてマイクを握り、被災地の惨状を伝えたといいます。
『アナウンサーや報道の記者も何とかこの状況を全国に伝えたいと、食べ物や飲み物持参で被災現場に行き、一懸命毎日のように中継をお伝えしていました。でも、被災された方々から言われるんですよね。『なにやっとんねん、そんなことしてんと、こっち来て手伝ったらどないや』。/テレビの向こうできちんとスーツを着て、人様のために多少なりとも役だってニュースを伝えているんだと偉そうに思っていたけれど大きな間違いだった。/それからは、私は見ている人達と伝えるスタッフとの間の、丁度真ん中にいるんだなと思えるようになりました』。　
http://www.seimeikai.com/news/2008paper/Report2008.htm#09-001

1999年10月に放送開始した「ちちんぷいぷい」の揺籃期のアシスタントを務めました。
2000年10月、産休入り。その後、第1子となる女児を出産。
2001年10月、産休から復帰。

2005年、阪神タイガースがリーグ優勝を果たした時、祝勝会に初めて参加。当時37歳だった高井アナは“ビールかけ女性最高齢アナウンサー”と呼ばれました。

衆議院選開票特番で桂ざこばさんが『信心が足らんてことですか?』と発言し、謝罪(09年)

https://www.youtube.com/

「ニュース」(13年)

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2023年1月25日、死去。享年55。ご冥福をお祈りします。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/02/02/kiji/20230202s00041000425000c.html

2月4日、生前最後の出演となった「住人十色」が放送されました。昨年12月21日に収録したとのテロップが入り、番組ラストには『14年間にわたり番組の司会をつとめた高井美紀アナウンサーが1月25日逝去しました。機転とユーモア　そして深い愛情で番組を支えてくれたあなたを忘れません　ありがとう　やすらかに「住人十色」』と、高井アナへの追悼メッセージが流れました。
https://hochi.news/articles/20230204-OHT1T51178.html